SARAH DAVACHI - THE HEAD AS FORM’D IN THE CRIER’S CHOIR (2LP)
LAの電子音響音楽作曲家・演奏家のSarah Davachiによるニューアルバムがリリース。彼女が演奏するパイプオルガン、メロトロン、電子オルガン、シンセサイザーとHarmonic Space Orchestraの面々による全7曲1時間半におよぶ重厚かつ深淵なるエクスペリメンタル・アンビエント・ドローン。
レーベルインフォ
拡張された演奏時間と、熟孝された和声構造を駆使して、音色と時間との密接な複雑性に焦点を当てた作品を作り続けているSarah Davachi。そんな彼女が自身のレーベルLate Musicより2枚組の最新作『The Head as Form’d in the Crier’s Choir 』をリリース!
2022年から2024年の間に書かれた本作に収録されている7つの楽曲は、ギリシア神話に登場するオルフェウスに関する資料2つを用いて制作された。1922年に発表されたリルケの詩集『オルフェウスへのソネット』と、1607年に発表されたモンテヴェルディの初期バロックオペラ『オルフェオ』である。本作は、『Two Sisters』(2022年)と『Antiphonals』(2021年)を補完するような作品となっており、彼女のホームスタジオから生み出される、定形式な電子音響音楽作品と、ゆっくりとしたテンポの、ややオープン形式の室内楽作品とのギャップを埋める試みであったという。だが、この作品では、演奏ごとに新たな構造が提示され、その繰り返しによって、新たな構成とより深い意味への道筋が提示されていったのだった。
TRACKLIST:
01. Prologo
02. Possente Spirto
03. The Crier's Choir
04. Trio For A Ground
05. Res Sub Rosa
06. Constants
07. Night Horns